ライオンのおやつ

おすすめ本

小川糸先生の本です。最初は動物さんたち主体のほんわかした話かな、なんて思っていましたが、全然違いました…!

人生考える度   ★★★★★

はい、人生を考えさせられる度合がマックスです(゚∀゚ )この本は、余命宣告を受けた雫が人生の最後をホスピス、ライオンの家で過ごすお話です。

人生の最期。皆さんは考えたことありますか?わたしは何回かあります、けど、この本のように「本当にこの先、生きたくても生きられない。限られた時間をどう生きるか」というのは考えたことがなかったんです。雫は病気になってしまいましたが、小さなことに沢山感謝が出来るようになりました。病気になったけれど、この先は短いけれど、今を一生懸命生きていました。

ホスピスなので雫の周りの入居者の方たちも皆、終末期を迎えている人たちばかりで、その人たちを見送っていく雫の姿と葛藤。自分よりも小さい子の死、自分とは違って未来のあるボランティアの人たち。そしてこのホスピスを造ってくれたマドンナ。雫の周りには多種多様な素敵な人たちが集まっていました。雫だけではなく、雫の周囲の人々にも注目して欲しい作品です。

そして、毎週日曜日にあるおやつの時間。それもまた、胸がきゅうっと締め付けられたり、ほわあっとした気持ちになったり…。涙なしには読めませんでした。

わたしは雫や入居者の人たちの生き様を読むのも良かったのですが、マドンナという入居者たちを支える看護師さんにまた感情移入してしまいました…。マドンナは終末期を迎える方が幸せに暮らせるよう、看護師とカウンセラーの資格を取って懸命に頑張ったそうです。……わたしも両方持ってる!!わたしも頑張ればマドンナみたいになれる(゚∀゚ )!!なんて興奮しながら読みました。

病気に方や人生に行き詰ってる方だけじゃなくて、色んな人に読んで欲しいです。学生さんや仕事が詰まっている人たちにも是非!

そんなライオンのおやつはこちらから購入できます。



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