わたしの美しい庭

おすすめ本

凪良ゆう先生の本です。凪良先生の本はこれで2冊目。なんだか汝、星の如くとはちょっと違った雰囲気で、わたしはこの本、読みやすくて凄く良かったです!

小学生の百音(もね)と統理(とうり)はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有(ろう)が遊びにきて、三人でご飯を食べる。百音と統理は血がつながっておらず、その生活を”変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている。三人が住むマンションの屋上には小さな神社があり、断ち物の神さまが祀られている。悪癖、気鬱となる悪いご縁を断ち切ってくれるといい、”いろんなもの”が心に絡んでしまった人がやってくるがーーー

と、文庫本の裏側にはあらすじが書いてありまして、これだけでは「ん?」と思うような感じだったんですけど、SNSでもなかなかの好評だったので前から気になっていてかれこれ前に購入し、予定通り今年中に読み終わることが出来ました!今年中に読み終わることが出来たのも、内容がとても面白かったからです(*^^*)!

他にも桃子さん忠志さん基さんなど色んな人が出てくるのですが、わたしは桃子さんのお話、「あの稲妻」がかなり印象に残っています。その後の忠志さんの話「ロンダリング」もすごく良かったですし、基さんの「兄の恋人」の話もとっても良かったんですけど、やはり個人的には桃子さんが大好きで…。あんな純粋で優しい人、他に居るのだろうか…と思ってしまいます…!

わたしも子どもの道徳の授業参観の時によく思うんですけど、「人と違っているからいじめてもいい」じゃなくて「人と違うのは当たり前で認め合おう」って教えて欲しいんですよね。「みんな仲良く!」じゃなくて、「どうしても気の合わない人とは距離を置いていい、いじめたり、傷付けたりしてはいけない」って教えて欲しいんですよ。人間誰しも同じ人間は居なくて、皆違って当たり前なのになあ、と日頃よく思います。分かり合えない人間だって居るんだよ、って思います…。

そんなわたしの美しい庭、こんな方におすすめです!

普通じゃない関係性の話が好きな方
純愛が好きな方
メンタル疾患を患ったことがあるが、克服した方
LGBTなどに興味がある方
縁切り神社に興味のある方

メンタル疾患に関してはそれに対する描写が多く出てくるので、絶賛病み中で明日を生きるにも精一杯の状態で読むのは難しいかな、と思ったので念のため。わたしは克服したのでそれを読ませてもらって「ああ、そうだなあ」と納得しながら読めました(*’▽’)

そんなわたしの美しい庭はこちらから購入できますよ~!文庫本です!電子書籍もありますが、ちょっとお高めですね…。



コメント

タイトルとURLをコピーしました