昔から本を読むのが大好きだったわたし。しかし突然、人に紹介してもらった本を読んで全く本を読まなくなってしまいました。そんなわたしと出会ったのがこの本。
オススメ度 ★★★★★
月とコーヒー。吉田篤弘先生の本です。独身でバリバリに本業をやっていた頃、職場の上司(現在で言うパワハラ気質のなかなかやばめの^^;)におすすめされて読んだ本がきっかけで全く読まなくなってしまいました。
その作家さんが悪いというわけではありませんが(あの当時大ヒットしていたのであの作家さんの本を面白いと評価する人たちが多かったのだと認識しています。わたしに合わなかった、というだけでその作家さんがだめとか、そんなことはないです!)全く面白いと思えず、「本って…こんなだったっけ…」と思ってそれ以来、本業の忙しさも加わって全く読まなくなってしまいました。
本屋で見かける「オススメ本」。わたしにとって面白くなかったら買うのもな…なんて思って全く手が出ませんでした。
そんな時、この吉田篤弘先生の「月とコーヒー」に出会いました(*´ω`*)最初はオススメされていたのをじっと見ていただけだったのですが、話の内容がたくさんの短編集だったのと、表紙が素敵だったのでまた本を読んでみよう、と思って思い切って購入したんです。短編ならその話が合わなくても次の話は好きになるかもしれない、なんて思ったのも事実です。
しかし読んでみたら…どれも面白かったんです!本ってこんなに面白かったんだった!そうだった!と思い出させてくれました!短編集なので1つ1つ話は違いますが、たまに1つの話の続編があったりして、怖いとか気持ちが沈むような話がなくて本当に心が癒されました。夜になっても寝室でひっそりと電気をつけて読むようにまでなりました。
そんな中でわたしのオススメの話は
〇 甘くないケーキ |
〇 映写技師の夕食 |
〇 アーノルドのいない夜 |
〇 ジョーカーのサンドイッチ |
〇 青いインク シリーズ |
〇 鳴らないオルゴール |
〇 三人の年老いた泥棒 |
〇 マーちゃんの眼鏡 |
まだあるんですけど、全部のタイトルを書くわけにはいかないので…笑
全部で24話の短編が詰まっていて、それでいて「大人の絵本」とも言われる本です。結末が書かれてなかったりするんですよね。終わり方的に「え!?これで終わり!?この後どうなるの?」みたいな展開が多いので、その後のことは読者が想像していくような形になります。それがまたいいんですよね~(*^^*)
文庫本は多分、ないのですが、わたしは単行本を買いました。短編集が好きな方や今まで本から離れちゃってた方なんかにも是非読んでいただきたいです!
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