ミ・ト・ン

小川糸先生の本です。今回はどんな話なんだろ～って楽しみにしながら読んでいくとあら不思議！まるで絵本の世界に居るようでした(*´ω｀*)

しっとり癒され度　★★★★★

この物語は完全に絵本がイメージされました。小川先生の文章がとても柔らかくて優しいんです。そして挿絵もあるからその様子がどんどんと思い浮かんでくる。これは子どもたちも読みやすい本なのではないかな、と思います。絵本好きな方にもおすすめ！

この物語の主人公はマリカ。めちゃくちゃ可愛い女の子…（挿絵があってもマリカは美少女だというイメージがついている笑）マリカの住むルップアイゼ共和国では女の子は糸仕事が出来ないといけないのです。マリカはもうわたしの中で美少女なんですけど、決して糸仕事が好きなわけじゃないっていうギャップがめちゃくちゃ良かった(*´з`)でもマリカは大事な人のために頑張ってミトンを編むんです。わたしも不器用なのに色々と作りたがるので、不器用な人間が1つの物を作り上げるのがどれほど大変かよく分かります。

マリカが一生懸命ミトンを編む姿。もう想像しただけで心がほっこりする～(*´ω｀*)このミ・ト・ンはマリカの一生が書かれた本です。本当はどうなってこうなってマリカはこんな人生を歩んだって書きたいけれど、どうせならわたしはもう読んで欲しい！いつもの小川先生とちょっと違った雰囲気の本が読めて楽しいですし、マリカの一生、他の方にも知って欲しいです。

ミ・ト・ンはこんな方にオススメ！

最後のオススメの仕方はちょっとどうかな、と思うところもあったのですが、マリカの強さ、マリカの夫であるヤーニスの優しさを知って欲しいと思いました。マリカは決して下を向きません。前を向いて生きていきます。悲観的になったり、感情的になったりせず、ありのままを受け止めて明るく生きていきます。わたしもマリカを見習って前を向いて、近くにある幸せを感じ取ることが出来るように生きていきたいです！

そんなミ・ト・ンはこちらから！文庫本と単行本です。電子書籍は見付けられずですみません…。

ミ・ト・ン （幻冬舎文庫） [ 小川糸 ]

ミ・ト・ン [ 小川糸 ]