辻村深月先生の作品、2つめを読み終わりました。
不思議度 ★★★★★
ミステリーやホラーが好きな人には★5です!わたしは都市伝説系や不思議系の話も好きなので本来なら5…としたいところではありますが、年齢的に(笑)おっとりしたほんわかする話を好むようになったので、4くらいにしております。
収録されている話は
〇 踊り場の花子 |
〇 ブランコをこぐ足 |
〇 おとうさん、したいがあるよ |
〇 ふちなしのかがみ |
〇 八月の天変地異 |
こちらの5つですね。わたしは「踊り場の花子」と「ふちなしのかがみ」「八月の天変地異」が面白かったと思います!もともと花子って、学校で有名なトイレの花子さんのお話なんですよね。でも花子さんのお話って各学校によっても違うし、時代と共に変わっていませんか?わたしが小学校の頃は階数は関係なく、3番目の女子トイレに居てドアを3回ノックし、「花子さん遊びましょ」って声をかける…。すると、花子さんが出てくる、という。
でも今の時代って、花子さんに各学校に1人ずつ居るみたいなんですよね!内容も出てくるだけ、だったり、追いかけられる、だったり、殺される…だったり…!
そんな花子さんの不思議なお話がわたしにはとっても魅力的でした。そして本のタイトルにもなっているふちなしのかがみ。これも面白くて…最後まで読み終わった後に「え!?」ってなってまた読んで…としておりました。確かに…こういう印象で読んでたけどそんなこと文中には一言もなかった…、とか。
八月の天変地異は乙一さんの「はじめ」という話に似通ったものか?と思っていたのですが、全然違いました(;’∀’)小学生ならではのズルさとか、思いとか、凄く丁寧に書かれてあって「ああ、わたしが小さい頃もこんな思いを抱いていたかも…」と思ったりもしました。辻村先生って、人怖、ホラーチックな内容を書かれるわりには文章がどろどろしてなくて読みやすいんですよね(●´3`)なのでちょっと怖いな、と思っても読めてしまいます!
辻村先生の本が気になっている方は是非読んでみてくださいませ!わたしが読んだのは単行本ですが、文庫本のリンクを貼っておきます!文庫本も表紙が素敵~!
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