屋根裏のチェリー

出会った本たち

吉田篤弘先生の作品です。最初読んだ時、チェリーの存在をまず考えてしまいました。

演奏が聴きたくなる度   ★★★★★

主人公のサユリは屋根裏で過ごし、そこでチェリーと会話をしています。最初の冒頭文を読んだ時はチェリーはサユリの心を癒す存在なのだろうと思っていたのですが、まあまあチェリーは言いたいことを言いたいだけ言っている感じがして、ちょっと違うかな?もしかしてイマジナリーフレンド?とかとも考えました。

でもチェリーはいつもサユリの心に問いかけているような気がしていました。サユリは本当はどうしたいの?本当はこうしたいんじゃないの?というような。イマジナリーフレンドとはちょっと違うかも…、と思うようになってきました。

解散してしまった鯨のオーケストラ。幼い頃に友人と交わした約束。そして新たな出会い。

文章が綺麗すぎて何回か読み返したところもありましたが、最後はやはりどうなったかを考えるのは読者なんだなあ、と思いました。吉田先生の短編集もほぼほぼそんな感じです。ここまで物語を進めましたよ、あとは皆さんで考えてみてくださいね、という感じです。

わたしの勝手な最後の妄想ですが、きっと鯨はオーケストラの音楽に導かれて帰ってきてくれるのではないかと思っています(*^^*)そして皆が幸せな再会を果たして…。サユリもきっと、自分のやりたいことを叶えられたと思います。毎週土曜日にきっと、美味しいハンバーガーを作ったことでしょう(*´ω`*)

と、いう感じでした(*’▽’)あくまでわたしの勝手な妄想なので皆さんはこの後のお話をどのように考えられるのだろうかと、それを知りたいなあ、と思っています。

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