中田永一先生の作品です。
胸きゅん度 ★★★★★
この百瀬、こっちを向いて。は百瀬、こっちを向いて。、なみうちぎわ、キャベツ畑に彼の声、小梅が通るの4つのお話が収録されています。そしてこの中田永一先生、ご存知の方も多いかと思いますが、あのホラー作家、乙一先生と同一人物です…!乙一先生、恋愛ものを書かれる際は「中田永一」を名乗っているそうです(*´ω`*)
このお話、百瀬、こっちを向いて。ももちろん面白かったんですけど、個人的には小梅が通るがわたしは大好きです!本当は誰しも振り返る美少女が敢えてブスメイクをして過ごしているお話です。人は見た目だけじゃない、本当に一緒に居て楽しい人、色んなことを言い合える人を好きになれるって分かってわたし自身もほっとしました。そしてもう可愛い!女の子もですけど、男の子も可愛い!本当に胸がきゅんとして甘酸っぱい感じがします。ああ、ホラーだけじゃなくてこうやって恋愛ものもこんなに素晴らしく書けるのだなあ、って。羨ましく思いました…!
百瀬、こっちを向いて。は先輩に頼まれて百瀬と偽の恋人を演じる話。これももうきゅんきゅんしましたよ、展開はなんとなく読めていても胸きゅんが止められない。あの後百瀬と僕はどうなったんだろう、きっと友人のような夫婦になれたかな、なんて妄想しています。
なみうちぎわに関してはこれ以上の愛情ってあるの?ってくらい愛情が深い話です。海に溺れて5年も寝たままだった女の子をずっと好きで居る話。これが愛じゃなかったらなんて言うんでしょうね、ってくらいの純愛なストーリーでした(*´ω`*)
キャベツ畑に彼の声。この話を読んでいると必ずしも結ばれるということだけが恋愛小説の醍醐味ではないと思えますね。こんな甘酸っぱい思い出だって、きっと女の子の心にはしっとりと残り続ける素敵な思い出なんです。
そんな中田永一先生の百瀬、こっちを向いて。の購入はこちらから~!
電子書籍版はこちらになります!
コメント