小川糸先生の本です。庭を愛する盲目の少女、とわの強い姿が見られます…!
元気をもらえる度 ★★★★★
こちらの作品は読んでいくうちに元気がもらえます、なので元気がもらえる度が★5ですね!最初は読んでて結構辛かったんです。「これってとわは本当に幸せなの…?」「これ、本当に小川先生が書かれている本なの…?」って何度も思いましたし、悲しい気持ちでいっぱいになりながら読んでいました。そのくらい、わたしから見てとわは幸せなようには見えませんでした、自分が幸せなのだ、と思い込んでいるような気がしていました。
読んでいくうちにどんどんとわが苦しくなっていって……本当にとわが可哀想で何度も読むのをやめようとしたんですけれども、ここで読むのを辞めてしまったら、わたしの中のとわは一生報われないままだ…なんて思って読み進めていきました。
とわが1人で決断し、1人で行動して。その後は大変だったけど、とわは前向きに頑張っていました。そこからはもう読む手がどんどんと進んでいって…あんなに苦しかったはずの生活を送っていたとわなのに、とわは誰も恨んでなんていなかった。そんな純粋なとわに心奪われ、最後には本当にいい話だった…、と胸を撫でおろせたお話でした。
野外にまで持ち出して隙間時間にも読んだくらいです(*゚▽゚*)
とわが1人で決めて、周りに助けてもらいながらも強く生きていくその姿に心打たれた本です。
そんな「とわの庭」はこちらから。
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